Xサーバ「Xming」のインストールに引き続き、実際にLinuxのGUI画面をWindowsに転送してみます。
今回はTeratermを利用します。(PuTTYでも同じことができます)
1. Teratermで「X11 フォワーディング」の有効化
メニューバーから[設定]-[SSH転送]を選択し、
「リモートの(X)アプリケーションをローカルのXサーバに表示する」にチェックを入れます。
次回接続から有効にするため、設定を保存します。
メニューバーから[設定]-[設定の保存]を選択して設定ファイルを上書きします。
なお、この状態でX転送を試みると以下のエラーが発生します。
サーバはこのマシンに転送を試みました.
localhost上のXサーバへの接続を要求しました(ディスプレイ 0:0).
マシンにアドレスがありません(code 11003).
転送接続を終了します.
2. Xmingのアクセス権設定
Xmingをインストールしたフォルダにある「X0.hosts」を編集します。
(筆者の環境は「C:\Program Files (x86)\Xming」)
デフォルトで「localhost」が記載されているので、改行してLinux側のアドレスを入力します。
設定を保存したらXmingを再起動します。
3. 環境変数「DISPLAY」の設定
Linux側で出力先ディスプレイを設定します。
$ export DISPLAY=192.168.xxx.xxx:0
ログオフすると設定が消えてしまうので環境変数にセットします。
$ vi .bash_profile
<略>
export DISPLAY=192.168.xxx.xxx:0
$ source .bash_profile
4. 実際に画面転送を試してみる
Linux側のfirefoxを画面転送してみます。
$ firefox &
無事表示されました。
お疲れさまでした。